防災とともに生活を楽しむ知恵

日本の地理的事情を考えると「地震」などの自然災害への備えは、何よりも重要なコンテンツでもあります。

大地震に遭遇するとその地球のエネルギーの計り知れない恐怖に、これまで人々が作り上げてきた日常が目の前から消え去ってしまう現実を知る方も多いはずです。

地震や水害などの災害を想定したインテリアコーディネートを考える中で、壁には何も装飾を加えないという考えが浮かび上がってきたのですが、壁に装飾品がないというのはシンプルで良い面と殺風景であるというボーダーラインがあることを知りました。

特に海外での暮らしが長い友人らの住居を訪れると壁の装飾の豊かさを感じます。いつくるかどうかも分からない災害への備えとして日常の豊かさや華やかさを手放している自分にも寂しさを感じたので、壁に装飾するアイテムの素材に気を配ってみることにしました、例えば絵画を壁に飾る場合、地震での落下を考えガラス素材などの危険物を排除した、アクリル製の製品を選択してみたり、重量の軽いものだけをセレクトするといったような防災と生活を楽しむことが共存するための打開策を生活の中に取り入れることにいたしました。

物事は二択ではなく、第三の道筋が必ずあるものだということを念頭にこれからも生活を楽しむための知恵を絞りだしていこうと考えております。

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